Woodsman's cottage in OKUSHIZU
今回御案内させて頂く一樽は、ガイアフローディスティリング株式会社様のご協力の下、ガイアフロー静岡蒸溜所から、信濃屋向けに特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。
このウイスキーは、日本の静岡県静岡市葵区にある【静岡蒸留所】で蒸留された原酒であり、日本洋酒酒造組合にて制定された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの表示に関する基準」を満たした正真正銘の日本のシングル モルトウイスキーです。
今回の一樽は、信濃屋バイヤー陣が出来たばかりの蒸留所を訪問し、オーナーズカスクとして熟成を重ね、リリースの時を待ち望んでいた一樽です。
使用されたスチルは、KS+WS(初溜は旧軽井沢蒸溜所からの蒸留器、再溜はフォーサイス薪直火蒸留)、麦芽は海外産ピーテッド麦芽を使用。熟成樽はバーボンバレルという、ハウススタイルを感じることが出来る王道スペック。
K+Wそれぞれの蒸留器の個性を感じさせる仕上がりです。2018年蒸溜原酒のヘビリーピーテッド原酒。2023年11月末に瓶詰され、4年表記ですが殆ど5年物です。
ヘビリーピーテッドモルト×薪直火蒸溜原酒(一部使用)が相まって、パワフ ルで太いピートスモークが原酒に深く溶け込みながら、力強く続きます。
---Tasting Note ---
煤と乾いた燃えさし、山小屋のかまど、燻った焚火跡、ウッディさを伴うしっかりとした太いピートスモークが香り立ち、次第に燻製ピーナッツ、胡桃のクッキー、奥からエステリー、バナナ、ミント、バニラ、削りたての木材
口に含むと、しっかりとした太いスモーク、こんがりと焼いたベーコン、BBQソース、ジェリービーンズとバナナケーキ。
フィニッシュは、バナナムース、焼いた林檎の皮、シナモン、ローストしたコーヒー豆のビターネスが続く。
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
静岡蒸溜所
(Shizuoka Distillery)
2016年、ガイアフローの中村大航氏のもとで、静岡県の中河内川ほとりに誕生した日本のウイスキー蒸留所、静岡蒸溜所。
現在までに繋がる昨今のジャパニーズクラフトウイスキー蒸留所設立ラッシュ、初期の頃、旧軽井沢蒸留所の一式を競売入札で落札。当時から話題性の高い日本のクラフトウイスキー蒸留所として、存在を知られていました。
その時の蒸留器は“K”として、現在までウイスキーの生産を担っています。ウイスキーづくりは、型に縛られない地産地消も視野に入れた独自のスタイルを貫く個性派。
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