One Many オーナーバーテンダー 水島氏のコメント
2004年に横浜・野毛にオープンした【One Many】では、ラムとウイスキーを中心に取り揃えて参りました。
この度、たくさんのお客様に支えて頂き、2024年2月9日に20周年を迎える事になりました。 節目の年に、何か思い出に残るボトリングをさせて頂きたいとモーリシャス、グレイズ蒸留所を訪れ現地にてカスク選定させて頂きました。
エレガントでありながらも重厚な桃感を感じさせる、20周年に相応しい特徴的な1樽に出会えたご縁に感謝致します。
-テイスティングコメント-
香り:芳醇でフルーティ。フレッシュミント、軽やかなウッディな香り、パッションフルーツ。焦がし砂糖、香り高いチョコレート。
味 :フルーティでかすかな苦味。まろやか、完熟マンゴー。
余韻:フレッシュ、甘いスパイス、ビターチョコレート。
ニューグローブは、インド洋に浮かぶモーリシャス島で作られているインダストリアルラムです。 天国に最も近い島とも称され、作家のマーク・トウェインをして「神はモーリシャスを作り、それをまねて天国を作った」と言わしめています。
南北60km、東西40km程度の小さな島で、6つの蒸留所が稼働しています(2016年時点)。その中でニューグローブが他社と一線を画すのが、その歴史です。
ニューグローブを生産するグレイズ蒸留所を建設したのは、1742年にモーリシャスに最初の蒸留所を創設したアレル家の子孫であり、モーリシャス最古の蒸留所の系譜を継いでいると言えます。作られるラムはインダストリアルでありながら、発酵は最長32時間継続する、蒸留後の原酒にはノンアルコホーリックパート(純粋なアルコール成分を除いたそれ以外の成分)を1ヘクトリットルあたり200g残るようにするなど、独自の製法を追求しフレーバー豊かなラムに仕上げています。(なおマルティニーク島におけるアグリコールラムのAOC規定においても、ノンアルコホーリックパートを1ヘクトリットルあたり225g以上残さなければならないとされています。)また南国の気候に由来するエンジェルスシェアの多さにも助けられ、熟成年数に比して凝縮感のある厚いボディが評価を得ています。
(以上、メーカー資料より)