バーボン樽で熟成させた2012年蒸溜の原酒を、さらに厳選したヨーロッパ産ワインバリックに移し替えて追熟した10年熟成です。
使用されているワイン樽は、フランスのAOCラングドッグとAOCメドック、イタリアのグラッタマッコとレチョート デッラ ヴァルポリチェッラDOCの合計4種。
異なる4種の原酒をヴァッティングすることで、単一のワイン樽では出せない複雑なハーモニーが表現されています。
~テイスティングコメント~
色はローズゴールド。
香りは華やかなフルーツ、ヘザーハニー、ドライレッドベリー、ジンジャー、キャラメルビスケット。続いて軽やかなスパイスが広がります。
味わいはプラムシロップ、いちじく、チェリーのシロップ煮、オレンジの心地よい苦味を伴ったコムハニー。
フィニッシュにシナモン、ジンジャー、レッドベリーがほんのりと感じられます。
何層にも重なる赤い果実と穏やかなスパイス、そしてシトラスが奏でる個性豊かな飲み心地をぜひこの機会にお楽しみください。
グレンアラヒー蒸留所は、アベラワーの町の郊外に1967年に設立された蒸溜所です。これまでブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインに行っており、シングルモルトとしては極めて希少な銘柄でした。シングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカーが、「グレンアラヒー」の可能性を見出し、2017年、グレンアラヒー蒸溜所は大手メーカー傘下から独立を果たしました。
「グレンアラヒー10年 カスクストレングス」のワールドベスト受賞だけでなく、ビリー・ウォーカー自身もウイスキー業界の功労者を顕彰する「ホール・オブ・フェイム」で2021年にウイスキー殿堂入りし、今後が益々楽しみな蒸溜所です。
今もなお、最も注目を集めている蒸留所の一つです。
(以上、輸入元資料より)