ジャパニーズウイスキーをさらに豊かに、まろやかに
東シナ海を望む吹上浜沿いに建つ嘉之助蒸溜所がウイスキー造りを始めたのは2017年。
蒸溜所立ち上げにあたり、焼酎製造の蔵人3人がウイスキーの本場で造詣と経験を積むべくスコットランドを訪れたのは、2015年の初夏でした。
新たな転機となったのは2019年。小正嘉之助蒸溜所代表 小正芳嗣氏を含めた日置蒸溜蔵の蔵人が議論する中で、ウイスキー造りのために発酵・蒸留設備を新たに用意せず、日置蒸溜蔵が保有するステンレス製ポットスチルなどの設備に工夫を重ねることで、大麦を主原料にしたこれまでにない独自のウイスキー造りが出来るのではないかという考えに至りました。試験製造免許を取得し造られたウイスキーは高い評価を得て、2020年に正式にウイスキー製造の本免許を取得いたしました。
時を経て2023年12月、日置蒸溜蔵で原酒を造り嘉之助蒸溜所で樽熟成するという、新しいジャパニーズスタイルポットスチルウイスキーが誕生いたしました。
※オフィシャルサイトより引用。
より詳しいストーリーは≪コチラ≫から!
~テイスティングコメント~
Color: 深みのあるイエローアンバー
Nose: バナナ・カスタードクリーム・ニッキ飴・いぶりがっこ
Taste: 塩キャラメル・紅茶・八ツ橋・ブラッドオレンジ
Finish:夏みかん・花椒・焚火の香りが穏やかに続く
嘉之助蒸留所は、2018年に始動しました。
鹿児島の西岸、吹上浜沿いの約9000㎡のn広々とした敷地に建っており、各施設が点在します。
コの字型二階建ての本棟には、蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップが設けられています。
蒸留所のポットスチルは三基。
様々な組み合わせが可能で、スチルの容量は三段階に分けられています。
それぞれを連動させることが可能で、最初に蒸留する液量をコントロールすることで、二回蒸留や三回蒸留の使い分けができます。
また、フルーティライトタイプ&ヘビータイプなどネック、スチルの大小の組み合わせもできます。
同じ九州地方であり、同社定番品のメロー小鶴での長年の良好な関係から、洋樽製作で有名な有明産業と特別なパートナーシップを持ち、シェリー樽をはじめとした良質なカスクを手に入れることが出来る点も、日本のクラフトディスティラリーの中でも特徴的な要素の一つです。
焼酎造りを通じて得てきた同社ならではの、和のニュアンスを取り入れた、ウイスキー専業メーカーとはまた一味違う解釈でウイスキーづくりを行っている、注目のジャパニーズクラフトウイスキーです。
オーシャンビューのテイスティングルーム
「THE MELLOW BAR」
と
小正醸造/嘉之助蒸溜所 代表 小正 芳嗣 氏