今回選んだカスクは、2015年蒸溜、2023年瓶詰、およそ7年物の原酒をシングルカスク・カスクストレングスでボトリング致しました。
フレンチオークバレルからの完熟フルーツや紅茶 様を伴うしっかりとした樽感の魅惑的な香りから始まり、口に含むと肉厚ながら自然で滑らかな口当たりで、ナツメグやクローヴの贅沢なスパイス感と焼きバナナ、フィニッシュにかけてアロマの印象よりドライに変化し、「J.M XO」を想わせるような特徴的なスパイシーを伴いながら、ココナッツオイルや和紅茶の ビターネス等、オフィシャルボトルらしいJMのハウススタイルが最後に現れます。
貴重なJMのシングルカスクを是非お楽しみください。
---Tasting Note ---
香りは、パワフルで凝縮感のあるアロマ、蜜蝋と黒糖シロップ、完熟したアプリコット、バナナ、プルーン、次第にたっぷりのナツメグやクローヴ、磨き上げたアンティーク家具、樟脳、レザーグローブ、タールのアクセントが複雑に絡み合う。
口に含むと、シナモンをまぶした焼きバナナ、黒糖シロップで煮詰めたフルーツ、ナツメグ、クローヴ、滑らかな口当たり。フィニッシュはとても心地良く続き、バニラやココナッツオイル、濃く淹れた和紅茶のビターネス。
(Tasted Comment by 弊社スピリッツバイヤー)
J.Mは1845年よりマルティニーク島でラムを生産していますが、その蒸留所はジーン・マリー・マーティン(蒸留所名の由来は、その頭文字「J.M」から)によって創建され、同島の北部に位置しています。もちろん、他の蒸留所と同様にアグリコール製法で生産され、AOCの厳しい生産管理規定に則って生産されています。
J.M蒸留所で特筆すべき部分は、マルティニーク島で唯一、原料のサトウキビを全て自社畑でまかなっている事です。アグリコール製法においては「いかにフレッシュなサトウキビジュースを用いるか」が非常に重要ですが、J.Mの場合は自社畑が蒸留所の周辺にあるため、収穫後1時間以内に破砕が完了します。また、蒸留は全て70%までに限定。フレーバーを可能な限り残すため、ノンアルコールの部分を最低でも30%は残すようにしています。
(以上、輸入元資料より)
その他ラムJ.Mは≪コチラ≫より
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