ふたつの魂、ひとつの味
「嘉之助 DOUBLE DISTILLERY」は、3基の蒸留器を駆使する嘉之助蒸溜所で造られる「シングルモルト嘉之助」、独自の製法と単式蒸留器で蒸留する日置蒸溜蔵の「嘉之助HIOKI POT STILL」のそれぞれの構成原酒の中から新たに樽を選定し、2つの個性が引き立つ絶妙な配合を吟味し、ブレンドしたジャパニーズウイスキーです。
嘉之助蒸溜所 代表取締役社長で小正醸造4代目でもあったマスターブレンダーの小正芳嗣氏は、小正醸造の140年に渡る焼酎造りの経験や技術を活かして、ジャパニーズウイスキーをより深く、新しく、進化させたいという思いで様々な挑戦をしてきました。
日置蒸溜蔵でも焼酎の製造設備を活用し、ウイスキー造りにチャレンジできないか・・・
そんな思いを蔵人たちと分け合い議論を重ね、2020年に焼酎造りで使用するポットスチルでのグレーンウイスキー製造に踏み切ります。
小正醸造2代目 嘉之助が、日本で初めて焼酎を樽貯蔵して生み出した「メローコヅル」。
嘉之助の孫で祖父の名を冠に嘉之助蒸溜所を立ち上げた芳嗣氏は、「メローコヅル」で使用した”焼酎リチャーカスク”をウイスキーの熟成に利用し、その焼酎リチャーカスクをキーモルトにした「シングルモルト 嘉之助」を嘉之助
蒸溜所初の定番商品として2023年1月に発売しました。
※オフィシャルサイトより引用。
より詳しいストーリーは≪コチラ≫から!
~テイスティングコメント~
Color: 深みのあるべっこう色
Nose: バターサンド・かぼす・あんず・梅のコンポート
Taste: マドレーヌ・オーキー・ほど良い塩味・マーマーレード・温州みかん
Finish:バニラ・ドライジンジャー・優しい甘さが長く続く
嘉之助蒸留所は、2018年に始動しました。
鹿児島の西岸、吹上浜沿いの約9000㎡のn広々とした敷地に建っており、各施設が点在します。
コの字型二階建ての本棟には、蒸留設備のほか、眺めのいいバーやオリジナルグッズの揃うショップが設けられています。
蒸留所のポットスチルは三基。
様々な組み合わせが可能で、スチルの容量は三段階に分けられています。
それぞれを連動させることが可能で、最初に蒸留する液量をコントロールすることで、二回蒸留や三回蒸留の使い分けができます。
また、フルーティライトタイプ&ヘビータイプなどネック、スチルの大小の組み合わせもできます。
同じ九州地方であり、同社定番品のメロー小鶴での長年の良好な関係から、洋樽製作で有名な有明産業と特別なパートナーシップを持ち、シェリー樽をはじめとした良質なカスクを手に入れることが出来る点も、日本のクラフトディスティラリーの中でも特徴的な要素の一つです。
焼酎造りを通じて得てきた同社ならではの、和のニュアンスを取り入れた、ウイスキー専業メーカーとはまた一味違う解釈でウイスキーづくりを行っている、注目のジャパニーズクラフトウイスキーです。
オーシャンビューのテイスティングルーム
「THE MELLOW BAR」
と
小正醸造/嘉之助蒸溜所 代表 小正 芳嗣 氏