スコットランドのフォーサイス社製ポットスチル。
初溜釜が2500L、再溜釜が1800L。
ともにストレート型を採用。
加熱方式はパーコレーター式。
再溜釜が小ぶりな分、酒質は重め。
冷却は、シェル&チューブ方式。
冷却水は豊富な地下水を用いるため、年間を通じて狙い通りの冷却が可能。
工場建屋には大きな窓があり、隣接する県道からポットスチルが見える。
麦芽は輸入麦芽をメインに使用。一部国産麦芽でもテスト済み。
今後、大分県産麦を買い付け、県産麦芽での仕込みも準備中。
1回の仕込み量は500kg。
発酵槽は、現在、木槽が1基、ホーローが4基。
ホーローは酒蔵時代のものをメンテナンスして再利用。
全ての発酵槽を木槽に変更する予定。すでに発注済みで完成を待つのみ。
木槽の材質は、ダグラスファー(樹齢数百年の米マツ)。
全て木槽に変更する理由は、安定した乳酸発酵を促すため。より複雑で香味豊かな酒質を目指す。
木槽1基あたりの仕込み量は2400L。
発酵日数は4日間。
主に中古バーボンバレルを使用。
理由は、原酒の個性を感じてもらいやすいため。
樽のバリエーションは、シェリー、ワイン、ラム、アルマニャック、カルバドスのほか、国産材を用いた樽もラインナップ。順調に熟成が進んでいる。
九州とは言え、高地のため比較的冷涼な気候で、熟成は比較的ゆっくりと進んでいる。
第1熟成庫は、伝統的な「ダンネージ式」を採用。
現貯蔵庫は、酒蔵時代の貯蔵庫を利用。年内にいっぱいになる見通し。
現在、第2熟成庫の建設準備中。
こちらは「ラック式」を予定。
(以上、オフィシャルサイトより転載)