今回の信濃屋向けカスクは、北ハイランド・港町ウィックにあるプルトニー蒸留所。オフィシャルモルトが安定した評価を得る北ハイランドの雄・
プルトニー蒸留所。その人気と裏腹にボトラーへの原酒供給は少ない蒸留所。
今回は、ハートブラザーズ社の同社所有原酒サンプルの中からリフィルホグスヘッド樽で熟成した原酒をシングルカスク・カスクストレングスで、WHISKY KID向けにボト リング。【WHISKY KID 】では、特に、10年程度の若い原酒の中から個性の光るものをボトリング対象としたシリーズです。
蜂蜜のような濃厚さやオイリーな質感の印象も強いプルトニーですが、今回のカスクは、シャープでペッパリー(白胡椒のような)。ドライな口当たりでたっぷりとしたミネラル感があり、石灰土壌で育った白ワインの様な、ミネラリーで爽快な一本。
冷やして飲むのもオススメです。
短熟ながらウイスキーを構成するそれぞれ要素のバランスが良く、さすがシーバス リーガルの屋台骨を支える実力を感じさせる、優秀なスペイサイドモルトです。
---Tasting Note ---
香りは、ペッパーミント、タイム、たっぷりとしたミネラル感、白ワイン、ライムピール、パンの生地や塩の付いたクラッカー。
口に含むと、サラサラとしたドライな口当たり。白ワイン、豊富なミネラル感、冷やしたミードのカクテル、粉砂糖、ドライキウイ、塩の付いたクラッカー。
フィニッシュは、ミネラリーなフィニッシュが続き、ビターに変化。タイム、ジャスミン茶、にがり、酒粕アイスクリーム、白胡椒のようなスパイシーさ。
(Tasted by弊社スピリッツバイヤー)