オロロソシェリー樽由来のフルーツとスパイスがバランス良く広がるシングルカスクです。
~テイスティングコメント~
色は深みのあるレッドウッド。
グラスに注ぐと砂糖で煮込んだレッドチェリーの甘いアロマにシナモンバターのふくよかさが加わり、ブランデーに漬けたコムハニーやオレンジの皮、デメララシュガー、ほのかにトリュフも感じます。
口に含むと温かみがあり、スパイスの効いたブラッドオレンジやダークベリーといったフルーティさと共にヘザーハニー、ジャムケーキの甘味が混ざり合います。
フィニッシュにかけてジンジャーがアクセントに加わり、奥から姿を現すサルタナの濃厚な甘味とナッティなマジパンが味わいに複雑さを与え、心地よい余韻が続きます。
グレンアラヒー蒸留所は、アベラワーの町の郊外に1967年に設立された蒸溜所です。これまでブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインに行っており、シングルモルトとしては極めて希少な銘柄でした。シングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカーが、「グレンアラヒー」の可能性を見出し、2017年、グレンアラヒー蒸溜所は大手メーカー傘下から独立を果たしました。
「グレンアラヒー10年 カスクストレングス」のワールドベスト受賞だけでなく、ビリー・ウォーカー自身もウイスキー業界の功労者を顕彰する「ホール・オブ・フェイム」で2021年にウイスキー殿堂入りし、今後が益々楽しみな蒸溜所です。
今もなお、最も注目を集めている蒸留所の一つです。
(以上、輸入元資料より)