The quintessence of Wormtub.
今回は、「花札」をモチーフにしたオリジナルラベルでのご案内です。以前リリースされた、ボウモアの続く第二弾目となります。
BOWMORE
[2001] 15yo
REFILL BUTT #1116
A JOINT BOTTLING
FOR SHINANOYA & CLUB QING
ダグラスレイン社は蒸溜原酒のスペックを細かく記載してくれるインディペンデントボトラーとしても知られており、今回の原酒は「冬の時期の蒸留原酒」でしたので、冬の時期の「梅の花」の絵札を選定しています。
今回選定したカスクは、クライゲラヒ蒸溜所の2006年蒸溜のリフィルシェリーバット樽原酒。シェリー樽ですが、樽との関係性も温厚なものであり、どちらが支配的というものではなく、調和が取れている原酒です。
現行品ながら、まるで80年代流通のモルトウイ スキーを飲んでいるような、豊満で重量感のあるモルトの味わいにはどこか安心感を覚える仕上がりで、まさにワームタブの恩恵が感じられる一本になっております。
◆Tasting note◇
重たくずっしりとした香り立ち。オイリーでしっかりとした麦芽風味、ぬれせんべい、黒糖ロール、あんこバター、ジン ジャービスケット、ドライフルーツ、チョコレートクロワッサン、ナツメグ。口に含むと、バランスが取れた味わいでやや オイリーでモルティ。レーズンや蜂蜜、ドライフルーツ。ボリューミーでしっかりとした麦芽風味が広がる。溶けた塩キャ ラメルや烏龍茶。フィニッシュは複雑で心地よい余韻が長く続き、塩あんパン、ココアのビターネスや茶葉
(Tasted by 弊社スピリッツバイヤー)
ダグラスレイン社における中心的な役割を果たすシリーズ。
フレッド・レイン氏の長年の経験から辿りついた結論、若くて元気の良いウイスキーはその強すぎる要素を穏やかにするため「18年熟成以下の樽は48.4度」、長く熟成しているウイスキーはエンジェル・シェアがその役割を担っていることから「19年熟成以上の樽は51.5度」、に加水してボトリング。彼らの追い求める品質を最も上手に表現できる度数という意図のようです。
なお、上記アルコール度数に満たない場合はカスクストレングスでボトリングされます。