ピーテッド麦芽を使用したグレンアラヒー蒸溜所のシングルモルトです。
古いスコットランド語とゲール語を組み合わせた「大いなる追求」を意味するその名には、マスターディスティラーであるビリー・ウォーカーの長年にわたる試行錯誤と飽くなき探求、そして情熱が込められています。
この比類なきピーテッドモルトの特徴のひとつは、メインランドのセントファーガソンで採取されたピートを使用していることです。木やコケが分解して形成されるメインランドのピートを使用したウイスキーは、薬品や海のニュアンスを含むアイラ島のピートよりも、甘みのあるスモーク感が特徴です。
ヘッドとテールを多く取り除き、ハートの一番良い部分(フェノール含有量が最も高いスピリッツカット)だけを贅沢に使用した年1度の限定品です。
2024エディションは、アメリカンヴァージンオークカスク5樽、オロロソホグスヘッド4樽のヴァッティングで、最低熟成年数は5年です。
※ウイスキーのフェノール値は70ppm
~テイスティングコメント~
香りはブラッドオレンジを伴ったスモーキーさに続いて、シナモン、マヌカハニー、濃厚なダークチョコレート、ローストヘーゼルナッツが広がります。
味わいは使い古されたレザー、スパイス、シガーボックス。奥からハチミツやヘーゼルナッツ、ドライレッドベリーが現れ、ピートで焦がしたオレンジピールのような爽やかなスモークの味わいが全体を包み込み、塩キャラメルの甘味が広がります。
グレンアラヒー蒸留所は、アベラワーの町の郊外に1967年に設立された蒸溜所です。これまでブレンデッドウイスキーへの原酒供給をメインに行っており、シングルモルトとしては極めて希少な銘柄でした。シングルモルト界の伝説的プロデューサー、ビリー・ウォーカーが、「グレンアラヒー」の可能性を見出し、2017年、グレンアラヒー蒸溜所は大手メーカー傘下から独立を果たしました。
「グレンアラヒー10年 カスクストレングス」のワールドベスト受賞だけでなく、ビリー・ウォーカー自身もウイスキー業界の功労者を顕彰する「ホール・オブ・フェイム」で2021年にウイスキー殿堂入りし、今後が益々楽しみな蒸溜所です。
今もなお、最も注目を集めている蒸留所の一つです。
(以上、輸入元資料より)