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株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー 様のご協力の下、初となる信濃屋向けに特別な一樽をシングルカスク、カスクストレングスでボトリング致しました。
　このウイスキーは、日本の広島県廿日市市桜尾にある【桜尾蒸留所】で蒸留された原酒であり、日本洋酒酒造組合にて制定された「ウイスキーにおけるジャパニーズウイスキーの 表示に関する基準」を満たした正真正銘の日本のシングルモルトウイスキーです。

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　今回選定した一樽、CASK no.5536は、2020年4月に蒸留され、英国産とオーストラリア産の大麦麦芽を使用。
　とあるビール醸造所でIPAを作るのに使用されていた空樽に フルマチュアードで熟成されたIPAカスク熟成のシングルモルトジャパニーズウイスキーで す。

　桜尾蒸留所は2017年に設立。科学的に周到なデータ分析を行いつつ、大胆なアプロー チでウイスキー製造を行っています。

　特徴として、瀬戸内海の側にある蒸留所内の「桜尾貯蔵庫」、広島県北西部の山間「戸河内トンネル」の二箇所の異なる熟成環境を持っており、それぞれ「桜尾」「戸河内」と分けて展開。また国産大麦を用いた自社グレーン製造、広島県世羅産のローカルバーレーの仕込み、最近の情報では、広島県吉和地区に新たなウイスキー蒸留所併設型テーマパークを建設することも発表になり、次々に画期的な取り組みを実践しています。

　ウイスキーの酒質は、他の蒸留所に比較して、フルーティーさやバナナの香味を持つ成分を多く含んでおり、日本国内の中でも、アイリッシュのウイスキーに近い酒質を持っております。
　後熟や今回のIPAカスクとの相性も良いと感じます。

　およそ100年余り続く、ジャパニーズウイスキーの歴史的な節目と云われる2023年。一樽毎に表情や個性が異なるのがシングルカスクの大きな魅力です。

　シングルカスクならではの強烈なインパクト、通常の桜尾とはまた表情の異なる驚きの一樽を選定致しました。
貴重なシングルカスクの持つ個性を是非お楽しみください。

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---Tasting Note ---
香りは焦げたカラメルソースと焼きバナナ、その奥からホップや松の葉、ブラッドオレンジジュース、熟れたシークワーサー、チョコミン ト、爽やかでジューシーなシトラスフレーバーが広がり、加熱した柿とカルダモン、クローブのスパイスをまぶしたバニラクリーム。
口に含むと、強烈なアタックでキャラメリゼした砂糖、ホップ、ローズマリー、カボス、ブラッドオレンジが広がる。ややケミカル。
フィニッシュは長く続き、次第にシトラスやホップからビターに変化し、ほうじ茶。かすかにオイリー。少量の加水もオススメ。