アクラ・ダ・ファンズ特集
スイスに本拠地があるアクラ・ダ・ファンズ(Acla da Fans)はウイスキーからワインに珍味、化粧品から時計、ジュエリーまで免税製品をオンラインから実店舗で販売する免税ショッピングセンターです。
アクラ・ダ・ファンズが拠点にするスイスのザムナウンは、スイス東端部のオーストリアとの国境、ウンターエンディガン地方の端に位置する小さな山岳リゾートです。ハイキングやスキーの町としても有名ですが、古くは、ザムナウンに行くためにはオーストリアを車で経由するしか到達する方法がなかったという経緯があり、スイス税関地域から除外されたために空港のデューティーフリーショップ同様にショッピングが楽しめる、スイスで唯一のタックスフリー(免税)の町として知られています。店の看板にはACLAの店名よりも大きなDUTY FREE SHOPという文字が印象的です。
2013年からボトラー事業に従事しており、全てのリリースがカスクストレングス。過去には日本でも人気の高いエージェンシー(TWA・ドイツ)、3大ボトラーとして歴史のあるシグナトリー(SV)、信濃屋正規取扱のザンジバー(Sb)とのコラボレーションも実現しており、ボトラーとしてリリースした商品数は100に迫ります。今後の動向には目が離せない、注目のボトラーズカンパニーです。
略歴
1985年設立当初は化粧品や高級雑貨を販売する免税小売ショッピングセンターとしてスタートさせました。
1997年にシングルモルトに特化し始め、すぐに800種類以上を取り扱う専門店となりました。
更には、素晴らしいウィスキーを見つけて現実的な価格で提供することをモットーに、ステファンとベティーナの2人のセレクトにより2013年より独自のボトリングをリリースするに至りました。
7月30日発売（23日ネット予約開始）のラインナップ
Acla Selection
ディーンストーン 18年 （1999-2018） Sherry Hogshead 全105本瓶詰
販売予定価格：税込19,250円(税抜17,500円)地域：Highland
容量:700ml
どれも麦芽にピートを焚き込まないのが特徴の南ハイランド・デューンにあるディーンストン蒸留所。
テイスティングコメント
香りは甘くモルティ、そして複雑でフレッシュです。タバコ、クルミ、オレンジ、ドライフルーツの要素が光ります。味わいは繊細で複雑な口当たりに、麦芽、蜂蜜、苦味の無い心地良い口当たり、オイリーでフルボディ。余韻は長くスパイシー。全体を通して驚きの一言！
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グレンギリー 23年 （1990-2013） Bourbon Hogshead （RELABELED2018）
販売予定価格：税込9,240円(税抜8,400円)地域：Highland
容量：350ml
ハイランド最古の蒸留所の一つとして、1785年以来、200年以上の歴史を持つグレンギリー蒸留所。現在ではモリソンボウモアディスティラリー社傘下としてブレンデッド原酒は一切手がけず、シングルモルト原酒だけを生産する専門蒸留所でもあります。
長い歴史のなかでオーナーは変わりながらも伝統を引き継いだ味わいは守られており、ハイランドの模範的な味わいを維持し、今のトレンドにも通じる進化を遂げています。
その高品質な酒質は同社とのファーストジョイントで採用した1990ヴィンテージ25年や銀座店21周年記念ボトリングを始め、プロフェッショナルまで幅広い支持を集めています。
テイスティングコメント
ふくよかでモルティ、そしてハーブとスパイスを伴うオイリーなボディ。長くスパイシーな余韻が続き、スモーク感のない珍しいグレンギリーです。
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ドイツのウイスキーエージェンシーとのジョイントボトリング
クラガンモア 12年 (2004-2016) Bourbon Hogshead 全180本瓶詰
販売予定価格：税込14,080円(税抜12,800円)地域：Speyside
容量：700ml
ブレンデッド・ウイスキー「オールド・パー」や「ホワイトホース」の構成原酒としても知られる、スペイサイドを代表する銘酒の中の一つクラガンモア蒸留所。創業から150年が経ち、その安定したクオリティーは故マイケル・ジャクソン氏始め愛好家からの評価が高い蒸留所です。ボトラーリリースも少なくなった今では貴重な、2004年バックヴィンテージです。
テイスティングコメント
香りは甘い大麦、夏の花が咲き誇る牧草地。味わいはフレッシュでパワフル。
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フェッターケアン 24年 (1990-2014) Refill Hogshead 全120本瓶詰
販売予定価格：税込18,480円(税抜16,800円)地域：Highland
容量:700ml
フェッターケアン蒸留所は１８２４年の創業、地域は東ハイランドに区分されゲール語で「斜面上の森」を意味し、かつては密造酒作りが盛んな場所でした。政府の許可を受けたのは「ザ・グレンリヴェット」に次ぐ２番目の蒸留所となり現在はブレンデッドウイスキーの「ホワイト＆マッカイ」の 主要モルトです。
テイスティングコメント
ゴツゴツと角やエッジがあり、非常にエキサイティング！
それは、プロフェッショナルへの挑戦で、真の冒険です。
少し空気に触れると、とても素敵なフルーツの香りと、ほのかな塩味が顔を覗かせます。
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