こだわりの酒・洋酒・ウイスキー・ブランデー・バーボン・ジン・ラム・テキーラ・甘味果実酒の通販ショップ 信濃屋 | SHINANOYA NET SHOP

ブランデー(コニャック・アルマニャック)特集

今後の有力株はブランデー!?ブランデー特集

はじめに

ブドウやリンゴ、洋梨やベリー系などのフルーツを原料として、爽やかで丸みのある味わいのもの、スミレのような花の香りが強いもの、キノコっぽい土を連想させる香味のあるものも。世界中でつくられているアルコール度数の高い蒸留酒「ブランデー」は、風土や造り手の誇りとこだわりが多様性を生み出し、ユーザーの皆様に驚きの体験をもたらし続けています。

また、カクテルに用いられる事でも広がりを魅せます。チョコレートを溶かしたような味わいのリキュールと生クリームを使用した、デザートのようなアレキサンダー。桜の花をイメージして作られる、鮮やかな桜色の甘いチェリーブロッサムは日本発祥のカクテルです。ブランデーは、ジンやウォッカと並び、カクテルのベースとして世界中で親しまれています。

本ページではそんな世界中で愛されるブランデーとはいったいどんな魅力を持つお酒なのか?フランスのブランデーの中でも特に人気の高いコニャックとアルマニャックについて解説いたします。歴史的な背景を踏まえながら、原料と製法、種類、オススメのボトル、そしてブランデーが豊富なバーをご紹介いたします。

ブランデーの起源

はじめに

ブランデーというと、ヘネシーやレミーマルタンなどのコニャックと同義だというイメージがあるかもしれません。

あるいは、クレープシュゼットに代表されるデザートやステーキなどの肉料理の、調理の最後にアルコール度数の高いブランデーをふりかけ炎を立ち上らせる香りづけの工程や、カフェ・ロワイヤルというコーヒーの飲み方の一種というイメージも付き物でしょうか。

ブランデーにはこのような中でも、様々な種類があります。

コニャックやアルマニャックと呼ばれるブランデーですが、実は2つともフランスの特定のコニャック地方・アルマニャック地方で造られている、いわば日本酒みたいな地酒です。

フランス国内で造られていても、コニャック地方・アルマニャック地方で造られていないものはフレンチブランデー、ブドウの搾りかすを原料に蒸留されたんのはマールと呼ばれます。

最近弊社でもリリースの多くなったカルヴァドスは、原料にリンゴを使用していますが、そもそもブランデーは果物を原料にしたアルコール度数の高い蒸留酒なので、これもブランデーの仲間です。

ブランデーの語源

ブランデーの名前の由来は、”焼いたワイン”を意味する「brandeviin(ブランデウェイン)」が語源とされています。

ウイスキーも語源を辿ると生命の水という意味を含有していましたが、ブランデーも元々は薬として使われてきた経緯があり、命の水という意味でも使われていました。

ブランデーの歴史

ブランデーのはじまりは1世紀からであるとか、600年代からであるとか、1400年代ごろからだとか、諸説ありますが、香水を造るための蒸留の歴史は紀元前から始まっていたことを鑑みると、あながち1世紀から始まっていたという説は間違いではないかもしれません。

初めてブランデーとして作られたのは、ブドウ酒を蒸留した事が始まりです。ですので、今では果物を原料とした蒸留酒をブランデーと呼んでいますが、発祥は焼いたワイン=ブドウ酒を蒸留したものとされています。最初のブランデーは、時の権力者がレシピを秘薬としてきたという経緯があるらしく、ブランデーが長い歴史を持つにも関わらず、広まらなかった理由の一つかもしれません。

ブランデーが嗜好品として広く親しまれるようになったのは、ワインの品質低下が原因でした。

1500~1600年代、ヨーロッパは天候不順で寒波に見舞われたために、ブドウの不作によるワインの品質低下が起きていました。しかもこの頃は、未だ戦争蔓延る宗教戦争時代。海上でのゲリラ戦なども頻繁に起こっていたために、長期間の航海が必要とされ、それが原因で、フランスからオランダに向けて輸送していたワインの品質低下が余儀なくされていたのです。

そこで、フランスでは、ワインを蒸留して樽で運搬する事で、高いアルコール度数による品質の維持に頼る事で危機を逃れようとしました。輸送後の飲み方は、「1回蒸留したワイン(アルコール度数30%程度)に水を加えて、ワインとして飲む」こと。これが思いのほか評判となり、嗜好品として人気を博すようになったのです。

17世紀に入っても、評判になった、加水によるアルコール度数を下げた焼いたワインは親しまれておりました。この頃、輸送する焼いたワインの総量を減らすことで輸送コストなどを低くする事を目的として、現在のコニャックらしい2回蒸留が試みられるようになりました。2回蒸留によって、より高いアルコール度数のブランデーを開発しようとしたのです。

また当時、フランス政府が税制改正を行い、アルコール度数に関係なくお酒の量に対して重税をかけるようになったことで、ワイン自体も売れなくなってしまいました。量に対して税金がかかってしまうならと、お酒の少量化が要されたために、ブランデーの生産が本格化したという経緯もありました。素晴らしいワインを生産していたフランス・コニャック地方は、こうして、ブランデーの生産地としても知名度を上げていったのです。

ウイスキーが代替品として飲まれていた時代がある!

200年ほど前に一度、ブランデーの代わりにウイスキーが人気となる発端となった事件が発生しました。「フィロキセラ」という害虫によるブドウの根っこを食べられる食害です。

虫による食害と侮るなかれ、このフィロキセラ被害は瞬く間にフランス全土のブドウ農園に広がり、ブドウ畑の栽培面積は1/7にまで減り、一時はブドウによるお酒の生産量が3分の1以下までに激減したとされています。あまりの被害にフランスは、ヨーロッパ各国との間に、フィロキセラの侵入源であったブドウ苗の輸入を禁止する条約を締結した歴史もあります。

このようなフィロキセラの影響によって、それまでに生育されていたフォルブランシュなどのブドウ品種から、現在のブランデー用ブドウの主流であるユニブランが台頭しました。さらには、当時ブランデーを飲んでいた人々は、供給の追いつかなくなったブランデーの代わりに、ウイスキーを飲み始めるまでに至ったのです。

歴史概略

0年~1400年代 ブランデーが各地で造られ始める
1400年代 アルマニャック発祥
1500年~1600年代 ブドウの不作と宗教戦争によりブランデー需要が高まる
1617年 コニャックという名前が使われ始める
1600年代 日本に初めてコニャックが輸入される。樽による熟成の発見がなされる。
1800年代 フィロキセラによりブランデー需要減少
1909年 コニャック地方が生産区域(クリュ)で分けられる
1936年 原産地呼称(コニャック・AOC)について詳しい規則が設けられる
1938年 コニャック地方内が地域ごとの生産区域で分類される
1975年 熟成年数が2年未満のコニャックの販売が禁止される

※17世紀には樽による熟成の発見がありました。ウイスキーでは税金を徴収されないよう樽にこっそり隠した密造のお陰で樽熟成による素晴らしい香りや味わいが発見されました。ですがブランデーにおける樽熟成の発見は、輸出の際に積載されなかった事が原因だそうです。放置された樽の中身を飲んだ折、やはり美味しくなっていたというのが始まりです。

ブランデーの分類

コニャック
フランス国シャラント県コニャック地方で造られるブランデー。

アルマニャック
古くからフランス国ガスコーニュ地方の一部をアルマニャック地方と呼ぶが、この地方で造られるブランデーをアルマニャックと呼ぶ。

フレンチブランデー
フランスで造られるブランデーの総称。

カルヴァドス
フランス国ノルマンディー地方で造られるリンゴ、洋梨を原料とするブランデー。

ピスコ
ブドウから作られるブランデーで、ペルーのリマ以南5州のみで生産される。

マール
ワインの原料として使われたブドウの搾りかすを用いたフランス産ブランデー。ブルゴーニュ、アルザス、シャンパーニュ地方で造られたものが人気。イタリアで同じようにして造られたものはグラッパと呼ぶ。

フィーヌ
ワイン原料としての基準に満たないと判断したブドウを原料としたブランデー。

熟成期間によるコニャック・アルマニャックの種類の違い

下記はコニャックとアルマニャックのボトルに記載可能な表記についてまとめました。
ブランデーにはよく「V.S.」や「X.O.」などが表示されているものが多く、ボトルに入っている最も若い熟成年数(=コント)の原酒によって表示できる文字のルールがあるとされています。実際に取り扱う商品には今回ご紹介する表示される文字表記の種類よりも、熟成年数は長い場合が多い(現在の規定では14年までしか決まっていない)ので、参考までに。

最低熟成年数2年以上で表示可能
「VS(Very Special)」「Sélection」「De Luxe」「Millésime」「SelectionouMillesime」「★★★(スリースター表記)」

最低熟成年数3年以上で表示可能
「Supérieur」「Cuvée Supérieure」「Qualité Supérieure」

最低熟成年数4年以上で表示可能
「V.S.O.P.(Very Superior Old Pale)」「Réserve」「Vieux」「Rare」「Royal」

最低熟成年数5年以上で表示可能
「Vieille Réserve」「Réserve Rare」「Réserve Royale」

最低熟成年数6年以上で表示可能
「ナポレオン(Napoléon)」「Très Vieille Réserve」「Très Vieux」「Héritage」「Très Rare」「Excellence」「Suprême」

最低熟成年数10年以上で表示可能
「X.O.(Extra Old)」「Hors d’âge」「Extra」「Ancestral」「Ancêtre」「ImpérialouGol」「Or」「Gol」

最低熟成年数14年以上で表示可能
「X.X.O(Extra Extra Old)」

生産場所による違いについて

コニャック地図

コニャック地図

アルマニャック地図

アルマニャック地図

コニャックやアルマニャックは、畑や区画を意味する“クリュ”によって、生産地域が分類されています。

例えばコニャック地方では、グランド・シャンパーニュなどと呼ばれる6つの生産区域は、コニャックにとって良いブドウが育つ土壌であるかどうかで指定・分類されています。

そのため、かなり大雑把にではありますが、地図で見ると、最良のブドウが獲れるグランド・シャンパーニュを中心に、同心円状に区域が分類されているようにも見えます。

また、最近では石灰の量が豊富な土壌の方が良いブドウが育つといった考えもあり、コニャックの6区域は石灰の量によって分類されているとも捉えられます(最良のグランド・シャンパーニュは石灰が豊富だが、ランク下のボア・ゾルディネールは主に砂で構成される土壌)。

しかし、クリュによって分かれたのは200年も前。現在では生産される地域単位はもちろんですが、生産者の技術や畑、樽単位の要素も味わいを決定づける要因である、と考えられています。

また、あくまで生産区域は最終製品の味わいを決定づけるための要素であり、個人の嗜好によって好みの味わいが異なる事も忘れてはなりません。

現在では、あらゆる場面で「テロワール」という言葉が用いられ始めました。

テロワールを難しく考える必要はありません。それは、ブドウ樹1つ1つの育つ場所が異なれば、土壌を構成する物質や、太陽の陽射しの差し方、そして周囲の気候が異なるために、造られるブドウ品種が異なり、そして他とは異なる味わいをもったブドウが出来上がるというだけです。

つまり、コニャックやアルマニャックは、それぞれ生産区域に分かれているとはいえ、ウイスキーのシングルカスクが全て異なる味わいであるように、テロワールは本当に場所ごとに変わっていくのです。

消費者の皆様が、いろいろなお酒を飲み進めていくうちに、そういった生産区域やブドウ品種に惑わされず、生産者単位、そして樽単位ごとの違いを見極めていってほしいと願っています。

ブランデーができるまで

コニャック

ブランデーの製造工程は原材料の製造から発酵・蒸留・熟成・ブレンドに分けられます。

【原材料の製造】
原料の白ブドウは、薄い色合いでドライ、そして強い酸味を持っています。主にユニブラン、フォルブランシュやコロンバールという3品種のブドウが知られています。

【発酵】
ブドウが圧搾された後、ジュースは2~3週間かけて発酵が行われます。通常、ブドウに付着しているなどした野生酵母が、ブドウの糖分をアルコールに変換します。発酵が完了した時点でアルコール度数が最低7%、最高12%のブドウの発酵液が完成します。

【蒸留】
コニャックが造られるシャラント県に由来し、デザイン・寸法が法的に管理された「シャラント式アランビック」と呼ばれる銅製の蒸留器が用いられますが、一般的には直火での加熱方式による蒸留で、2回の蒸留が行われます。1度目の蒸留で8~10時間をかけてアルコール度数27~32%程度の留液が、2回目の蒸留では10~14時間かけて58~78%程度の留液が取り出されます。ウイスキーでは2回目の蒸留(再留)時にミドルカットと呼ばれる、毒性や悪臭を持つ成分を取り除くための工程が入りますが、コニャックでは1回目に蒸留開始直後と終了直前の液体を除去、2回目には蒸留開始直後と、アルコール度数が60%程度の箇所から蒸留終了までを除去という、2度のタイミングで除去が行われます。次の熟成工程に進む留液は、蒸留開始直後のカットされる部分の次に出てくるアルコール度数70~72%の部分です。ただし、このミドルカットされる部分は最終的に、72.4%を超えてはならないとされています。

【熟成】
蒸留器から出てきたアルコール度数70%近い無色透明なスピリッツを、オーク樽に詰めて寝かせていきます。樽に詰めてから販売までに最低2年間の熟成が必要とされますが、通常、熟成中には温度や湿度によって水やアルコールが蒸発します。これをエンジェルズシェア(天使の分け前)と呼び、コニャックでは年間3%もの容量が樽の中身から消失します。アルコールは水よりも早く減ってしまうため、アルコール濃度は時間の経過とともに約40%に低下します。コニャックにおいて、販売するための最低アルコール度数は40%以上と決められているため、マスターブレンダーの判断で熟成を緩やかにするためにより大きな古い樽や、熟成を止めるためにボンボンと呼ばれるガラス容器に移し替えられ、樽での熟成を停止し、将来のブレンドの為に保管されます。大抵は長くても50年程度でボンボンへ移されますが、ものによっては60年、80年と樽で熟成されるものも存在します。

【ブレンド】
ボトルに記載されるエイジング、年齢はブレンドで使用される最も若い熟成年数が記載されます。ブレンドは通常、様々な年代、様々な地域のものを混ぜ合わせる事が多くあります。これは、単一の生産者では表現できない、複雑なフレーバーを表現するためです。ブレンドを行うマスターブレンダーやブレンディングチームは一貫したハウススタイルと品質を守るためにブレンドを行います。逆に、少量ではありますが、様々な年代や地域のものを混ぜ合わせることなく、純粋さを求めて単一の生産者の原酒のみをブレンドする場合があります。この中でもより純粋なものを味わうため、単一の蒸留年から造られた原酒のみを使用する場合もあり、様々な楽しみ方ができるのもコニャックの親しみやすさに繋がっているでしょう。

アルマニャック

ブランデーの製造工程は原材料の製造から発酵・蒸留・熟成・ブレンドに分けられます。

【原材料の製造】
原料の白ブドウは、薄い色合いで糖度が低くドライ、そして強い酸味を持っています。主にユニブラン、フォルブランシュやコロンバールまではコニャックと同じですが、アルマニャックではさらにバコというブドウ品種も用いられる事が知られています。

【発酵】
ブドウが圧搾された後、ジュースは2~3週間かけて発酵が行われます。通常、ブドウに付着しているなどした野生酵母が、ブドウの糖分をアルコールに変換します。発酵が完了した時点でアルコール度数は8~12%程度の発酵液が完成します。

【蒸留】
ウイスキーやコニャックではお馴染み銅製の蒸留器が用いられますが、一般的な蒸留回数は1回です。蒸留機に連続式を用いる為、1回の蒸留でアルコール度数が52~72%の蒸留液が取り出されます。一見アルコール度数が高く思えますが、コニャックでは2回蒸留されるため蒸留工程完了後のアルコール度数は68~72%と最低アルコール度数がアルマニャックよりも高くなります。ですが、アルマニャックではアルコール度数が52~72%と幅広くコントロールが出来るため、アルコール度数が低いようにコントロールすれば、アルコールの分、他の成分が多くなります。取り出される原酒に存在する原料や発酵由来の成分が多いと言えるのです。これはアルマニャックにとって非常に重要な要素で、複雑な香りの素になるランシオなどは、コニャックやウイスキーよりも多いと言えます。

【熟成】
蒸留器から出てきたアルコール度数52~72%の無色透明なスピリッツを、オーク樽に詰めて寝かせていきます。用いられる樽は酸化熟成感のような味わいが強く感じられるリムーザンオーク樽または、タンニンがしっかりとして力強い味わいになるガスコンオーク樽が用いられますが、主にはリムーザンオーク樽が用いられます。樽に詰めてから販売までに最低1年間の熟成が必要とされますが、通常、熟成中には温度や湿度によって水やアルコールが蒸発します。これをエンジェルズシェア(天使の分け前)と呼び、アルマニャックでは年間3%もの容量が樽の中身から消失します。アルコールは水よりも早く減ってしまうため、アルコール濃度は時間の経過とともに約40%に低下します。アルマニャックにおいて、販売するための最低アルコール度数は40%以上と決められているため、マスターブレンダーの判断で熟成を緩やかにするためにより大きな古い樽や、熟成を止めるためにボンボンと呼ばれるガラス容器に移し替えられ、樽での熟成を停止し、将来のブレンドの為に保管されます。

【ブレンド】
ボトルに記載されるエイジング、年齢はブレンドで使用される最も若い熟成年数が記載されます。ブレンドは通常、様々な年代、様々な地域のものを混ぜ合わせる事が多くあります。これは、単一の生産者では表現できない、複雑なフレーバーを表現するためです。ブレンドを行うマスターブレンダーやブレンディングチームは一貫したハウススタイルと品質を守るためにブレンドを行います。逆に、少量ではありますが、様々な年代や地域のものを混ぜ合わせることなく、純粋さを求めて単一の生産者の原酒のみをブレンドする場合があります。この中でもより純粋なものを味わうため、単一の蒸留年から造られた原酒のみを使用する場合もあり、様々な楽しみ方ができるのもアルマニャックの親しみやすさに繋がっているでしょう。

生産者とオススメのボトル

コニャックポールジロー

1600年代から400年もの間、コニャック造りに従事するポールジロー家。コニャックを造るのに最良の土地といわれるグランド・シャンパーニュ、その中でも最も良い土壌とされているスゴンザック地域で、最良のブドウ・原酒を生み出し続けてきました。

オススメ商品

コニャックダニエル・ブージュ

リリースされる商品の色合いから、「ブラック・コニャック」の異名を取るダニエル・ブージュ。確かな蒸留・熟成・ブレンド技術と入念なテイスティングをすることで、大手ブランデー生産者では再現できない、家族経営ならではの生産者です。製品の黒い色合いからはカラメル添加を連想させますが、実は着色料無添加。「ナチュラル」へのこだわりは一際高い生産者です。

オススメ商品

コニャックドルーエ

日本のコニャック界を牽引する浅草BAR DORASの中森保貴氏もおすすめするコニャックで生産者です。栽培されているブドウはユニ・ブランで、コロンバールも僅かにつくられています。コニャック地方の伝統的なシャラント式蒸溜器で蒸溜後、フレンチオークの新樽で6~12ヵ月熟成させた後、古樽でさらに熟成を行います。また、コニャックで許されている補糖やカラメル添加は一切行っていないため、ブドウが持つ本来の風味が生きたコニャックの味わいがお楽しみいただけます。

オススメ商品

コニャックデュピュイ

同社はブドウの栽培から瓶詰まで一貫管理する「プロプリエテール・コニャック」生産者とは対極にある純然たるネゴシアンメーカー。独自の選定基準により、コニャック地方すべての地域の優良農家から蒸留原酒を買い付け、自社で熟成・瓶詰、ブレンドを行っています。その高い選定能力やブレンド力により、確固たる名声を得ている生産者です。

オススメ商品

コニャックヴァレン・テルシニエール

自社でブドウを育てあげ、蒸留・瓶詰まで行う自家生産者。

オススメ商品

コニャックプルニエール

コニャック地方のブドウ生産農家から蒸留された原酒を買い付けて、自社で熟成・瓶詰を行っています。

オススメ商品

アルマニャックジェラス

老舗名門ブランドのジェラスは、バ・アルマニャックとテナレーゼ地区にある特徴的な土壌で作られたアルマニャックのネゴシアンであり、アルマニャックのバイブルとして知られています。さらには、チャールズ・ニール著書『ARMAGNAC』において傑出したトップネゴシアンの1つとして4つ星の評価を受けています。

オススメ商品

アルマニャックダローズ

自社倉庫で管理かつ加水無しのカスクストレングスでのリリースは、通をも唸らせるダローズブランド。自家蒸留を行っていた30以上のブドウ農家から、蒸留直後に買い付けたアルマニャック原酒を、自社倉庫で厳重に管理と熟成を行い、それぞれの原酒のベストな瓶詰時期を見極めて発売を行っています。

オススメ商品

アルマニャックシャトー・ド・ゴビ

アルマニャック地方の中でも最上級の土地と呼ばれるバ・アルマニャック地方で造られるアルマニャックで、閉鎖蒸留所。瓶詰はネゴシアンのドメーヌ・ドゥ・ラッサウバジュ。ダローズ社でも瓶詰めされるゴビだが、飲む機会は非常に少なくなっていく生産者の一つです。

オススメ商品

アルマニャックメゾン・オーリアン

テナレーズ地方と呼ばれるアルマニャック地方中央に位置する場所で生産されるアルマニャック。自社で様々な飲料・酒類を手作りで生産することに誇りを持ち、アルマニャック以外にも食前酒となるワインやビール、リキュールなども生産しています。

オススメ商品

ブランデーの飲み方・楽しみ方

①飲むブランデーによってグラスを選んでみよう

コニャックはボウル部分が小さいグラスで。アルマニャックは大きいグラスで。
そして是非、1杯につき30分ほど時間をかけて、お召し上がりください。

ボウル部分の小さいグラスは、コニャックのような繊細な香りを楽しむタイプでは非常に有効です。
ボウル部分が大きいグラスは、かつては「ブランデーを飲むもの」として親しまれていました。ですが、最近ではボウル部分が大きいグラスでは香りが早く飛んでしまう事や、グラス内の液体の温度変化が激しい事が指摘されており、現在では稀に使われるグラスとなりました。しかし、アルマニャックに関してはボウル部分が大きいグラスがオススメです。
アルマニャックは、非常に香りや味わいが厚く、温度が上がったり空気に触れさせたくらいでは香りが飛ぶことはありません。むしろ、アルマニャックの複雑な香りや味わいを十全に楽しむためには、空間が大きいグラスの方が、奥から溢れてくる香味をお楽しみいただけると思います。

②紅茶など、ブランデーより度数の低い飲み物(チェイサー)と一緒に飲んでみよう

ブランデーは製造工程で水を一切使用しない珍しいお酒である事から、非常に水分と相性が悪いと考えております。また、香りや味わいが繊細なので、水をチェイサーにして飲むと口の中の香味が洗い流されてしまうというデメリットを有しています。このことから、ブランデーのストレートと一緒に楽しむものとして、水単品ではなく、口腔内の水分を取り払ってくれるような、紅茶やコーヒーなどがオススメです。

1口目はブランデーで、口の中をコーティングするイメージで塗るように飲み、
2口目は少し多めに口に含めば、フルーティさやフローラルさを、一口目よりも感じやすくなり、
3口目は紅茶(濃いめでも、水出しでもお好みで)を含む。
交互に繰り返すことで、ブランデーの繊細な香りや味わいを逃すことなく、楽しむことができるのではと思っております。

③時間の経過によるブランデーの香りや味わいの変化を楽しもう

ブランデーは時間の経過でまるで別物かのような香りや味わいを呈します。
ブランデーを飲むときは、ウイスキーよりももっと時間をかけて。
時間の経過による香りや味わいの変化をお楽しみください。

④フードペアリングを楽しもう

飲んでいる最中や度数の高さから、何かおつまみとセットで飲みたいブランデー。
単品で美味しいものが多いブランデーですが、合わせるおつまみを選べるようになると、楽しみ方の幅が広がります。
キーワードは合わせて飲む紅茶やコーヒー同様「口腔内の水分を取り除いてくれるもの」。ドーナツやカステラ、カカオ配合率の高いチョコレートなどは非常にオススメです。

信濃屋 SHINANOYA ワイン専門サイト 詳しくはこちら